針原造園

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本法寺 巴の庭 特別公開 雪景色

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本法寺 巴の庭 雪景色

京都は暦の上で大寒を過ぎたのもあり、寒さも落ち着いてほしいのですが、
今年は例年よりも寒く、早く暖かくなればいいな~と毎日考えて寒肥などの作業をしています。

新年早々京都は大雪で雪が積もっており
雪よけを街中でされていたりで雪国のような雰囲気でした。

富山に年末の帰省をし、京都に帰ってきたので
雪国富山の景色がそのままで逆に京都の雪景色に違和感を覚えました。
綺麗でとても素敵な景色なのですけど☆

大雪があったりで積雪が激しいときに、雪つりをしていない地域では
お客様にお庭の枝が雪の重みで折れたりとか、
とゆも折れたり落ちたりしていないか等
ご連絡して確認させていただいたり、実際に見に行って確認したりします。

今回の大雪でも枝が激しく折れたり、
古木の松が雪の重みで倒れてしまい伐採することになったりで
新年早々びっくりすることが多かったです。

写真は本法寺へ大雪でのお庭の安否?を確認しに行った時の写真です。
作庭に携わったとされる 
本阿弥光二 光悦親子も写真のような雪景色には大変感動されていたと思います

現在本法寺では京都冬の旅で特別公開が行われています。
学生が境内で寺宝の説明などをされています。

巴の庭の簡単な説明をしようと思います。

このお庭は桃山時代に
現在の一条戻橋付近(晴明神社付近)から
現在の堀川寺の内上がる東側にお寺が移転した時に作られたもので

本阿弥光二、光悦親子はお寺の再興に深く関わっていました。
本阿弥光悦が特に芸術的才能においても、一族の中でも特化しており、
光悦作であろうとされています。

1:当時の住職である 日通小人は武野紹鴎(利休のお茶の先生)の孫でもあり更に大変な趣味人、
2:光悦のお父さんの光二は本阿弥家の中でも(千利休も認める)刀の目利き、細工の名人でもあったことから凄まじい芸術的バランス感の持ち主。
(名刀の鞘の細工なんてすさまじいです☆)

このような芸事に特化した三人がお寺に関わったことにも驚きますが
本法寺が再興出来たのは、すさまじい信仰心の賜物だと思います。すごい!!

またお時間があるようでしたら光悦作とされる馬上杯など、普段と違う寺宝も見ることも出来ますし、
お寺のほうに是非拝観されてはいかがでしょうか?
もしかしたら巴の庭の縁側あたりに不機嫌そうに私がいるかもしれないので
もしやと思われたらお声掛けください☆この庭園に関するご説明もさらにできると思います☆