夏場の水やりについて 打ち水 大船鉾
祇園祭ももう少しでお終いですね。150年ぶりということで大船鉾も見てきました。
私たちの仕事は水やり三年という言葉もあるくらい
水やりは難しいものです。
樹木に対しての水、掃除した後の埃を落とす水、打ち水(茶事など)等。
茶事をするのですが、心もとないので露地の掃除と草履取りをしていただけないですか?
と施主から依頼があり、させていただくときがあります。
色々な種類の茶事があり、それぞれの流派の約束もあるので
茶事のテーマ、コンセプトを亭主から事前に
聞いておくと中立ち(お客様が露地に出て亭主の後座の準備が出来るのを腰掛待合などで待ちます)の
前に打ち水をしたり、濃茶の前再度席入された後に簾を外したりも上手に出来たりします。お帰りの時の打ち水などももちろんです。
水やり、掃除などは影の仕事です。物音を立てないのもありますが、まぁ忍者ですね。
茶事、茶会のときのために、掃除、水やりを
お茶のお稽古の時に危機感をもって訓練した覚えがあります。
ジョーロで水を撒くのも良いのですが、
コンクリートだったり、アスファルトだと
ギザギザに撒き後をつけてしまう方もいらっしゃったり、難しいです。
柄杓の場合も拡散するように柄杓を扱うように撒くと
撒き後も自然にとても綺麗です☆
今年は雨が例年よりも少ないのもあり
お庭に水撒きを
いつもより回数も量も多くしてくださいと施主には伝えています。
青竹は、夏場は青みをあまり維持出来ないですけど綺麗ですね☆